国債

国債は国が発行する債券で、券面に利払いのためのクーポンが付いているものを「利付国債」、発行時に利息相当分を差し引いて発行し、償還時に額面金額が支払われるものを「割引国債」といいます。利付国債は、満期までの期間により、一般的には中期国債(2年、4年、5年)、長期国債(6年、10年)、超長期国債(20年、30年)に分類できます。
割引国債は現在3年債が発行されています。国債の利回りは確定利回りですが、年2回の利払い時に改定される変動利付国債(15年)も発行されており、今後、金利が上昇した場合には、確定利回りの国債に比べると、メリットがあります。ただし、金利の低下局面においては、変動利付債は不利です。


しくみ
国債は国が発行し、元本及び利子の支払いを行う債券なので、一般的に債券の中で
は、最も安全性が高いとされています。

購入方法 最低購入金額は額面5万円から5万円単位でいくらでも購入できます。購入場所は、銀行、証券会社、信用金庫等の各種金融機関および郵便局の窓口で購入できます。ただし、郵便局で購入する場合は、購入限度額はありませんが、1回あたりの購入金額は1000万円までとなっています。

中途換金 国債は市場で売買されているので、償還日前でも、市場で売却することにより換金することができます。ただし、その場合、その時々の市場実勢価格により金融機関が買い取りますが、価格の値下がりにより元本割れ(売却損)する可能性もありますので、注意が必要です。満期まで持てば、額面金額がそのまま償還となります。

保護預り 国債も無記名債券ですから、盗難、紛失防止のため、「保護預り」にするのが一般的ですが、取り扱い金融機関によっては、管理手数料が必要です(一般的に
は、銀行は有料、証券会社、郵梗局は無料)。

メリット
国が発行する債券であるため、安全性が高い。高金利時、金利低下局面においては、長期国債の場合、確定利回りなので有利。長期国債は発行量、流通量とも多いため、換金しやすい。
取り扱い金融機関によっては、「国債」を担保にした貸付制度を利用できます。

デメリット
中途換金した場合に元本割れする可能性があります。確定利回りのため、低金利時、
金利上昇局面では不利。

税金
利付国債の利子については20%源泉分離課税ですが、マル優、特別マル優が利用でき
ます。また、中途換金時に売却益が出た場合、その売却益に対しては非課税です。なお、償還時の差益は雑所得扱いになります。
割引国債の利子については18%源泉分離課税です。マル優、特別マル優は利用できません。確定申告は不要です。中途換金時に売却益が出た場合、その売却益に対しては非課税です。

近況
2002年5月には、ムーディーズ社が、、日本国債の格付けを「Aa3」から「A2」(シングルA格)へ2段階引き下げましたが、大きな影響はありませんでした。また、ペイオフ全面解禁に向け、資産分散するための投資対象として、今後も関心が高まってくるとともに、2003年からは、個人向け国債の発行も開始されます。

◎確定利回り
◎額面5万円から購入可能.
◎国が発行するので安全性が高い


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