店頭株
店頭株とは、取引所に上場されて売買されるのではなく、日本証券業協会に登録されている株式のことです。制度上は証券会社の店頭で売買されているため、店頭株と呼ばれています。2000年2月に登録基準の弾力的運用に関する規則改正が行われ、設立間もないベンチャi企業でも公開できるしくみとなりました。
しくみ
店頭取引を行うためには店頭取引開始基準と、確認書の提出という日本証券業協会の
ルールがあります。
店頭株は取引所に上場されている株式に比較してリスクが大きいため、投資家が店頭取引を行うに際して、十分な証券知識や投資経験、資力を有しているか、また店頭取引について理解ができているかという確認が必要とされ、確認書への自署捺印が求められるものです。
店頭株は、店頭売買有価証券(登録銘柄と店頭管理銘柄)と店頭有価証券に分けられます。一般に店頭株という場合は店頭売買有価証券を指し、JASDAQの売買システムを利用し、本質的には取引所取引と同じように行われています。
店頭株にはマーケットメーカーという制度があり、売値、買値を表示して、その価格で投資家の売買に応じることにより、継続的な流通市場を形成しています。マーケットメイクを行う証券会社をマーケットメーカーと呼び、常に売り、買い気配と株数を発表する義務を負っています。
したがって、店頭株は投資家と証券会社の相対売買であり、同一銘柄が同一時刻に売買されても証券会社によって、売買価格が異なる場合があります。
メリット
店頭株は企業規模が小さく、将来への成長性が期待されるため、企業の成長とともに大きなリターンが期待されます。
デメリット
創業後の年数も比較的短く、経営基盤が確立されていない点など、投資対象としてリスクが大きい点が指摘されます。
上手な利用法
店頭株のなかには第二のホンダや、ソニーとなるような企業も多数含まれています。将来の有望な企業を見出すためには、オーナーの経営感覚や独自の技術、開発力を備えた企業を探る努力が求められます。
近況
IT関連を中心とした株価の低迷により、店頭株の平均予想配当利回りは1.25%、予想PERは22.36倍、予想PBRは1.41倍といずれも第1部全銘柄よりも低くなっています。
税金
2003年1月以後源泉分離課税が廃止され、申告分離課税に1本化されます。店頭株を譲渡した場合の譲渡益にかかる税率は26%から20%(所得税15%+住民税5%)に引き下げられます。ただし時限立法で10%の優遇策があります。
◎登録基準が弾力化
◎マーケットメーク銘柄も
◎価格の変動が大きい
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