他社株転換債(EB)
他社株転換債(EB=エクスチェンジャブル・ボンド)は特定の銘柄の株価に連動して、償還の条件が変わる債券のことです。一定の利子が支払われますが、株価の動きによって償還時に元金が戻る場合と、対象となっている株券を受け取る場合とがあります。
しくみ
他社株転換債には「一般型」「ノックイン型」「コーラブル型」などいろいろなタイプがあります。
一般型 3ヵ月後の償還日の1週間ほど前に転換決定日を定め、償還日に元金と利息を受け取るか、あるいは対象となる株券と利息を受け取るかを、株価がその日にあらかじめ定められている行使価格を上回ったか、下回ったかによって決定します。
ノックイン型 定められた一定期間内(観察期問ともいいます)に、対象となる株式の価格が一度でもノックイン価格(あらかじめ定められている)と同値、あるいは下回った場合には、その時点で償還日の株式と利息の受け取りが決まります。
コーラブル型 償還期限を1年とするなど比較的長期の運用のため、期限前に償還できるように、半年後の一定時点(繰上げ償還株価参考日)に、対象となる株式の株価があらかじめ定められた価格以上となれば、償還日前であっても中途償還されます。しかし後の半年の間に一度も転換価格以上にならない場合は、償還日に対象とされる株式と利息を受け取ることになります。
メリット
利回りは相対的に高く、行使価格を下回った場合は対象となっている株式を受け取り
ますが、長期に保有するつもりであれば、買い付け価格は時価より8〜10%低く、手数料はかかりません。
デメリット
償還日に株式を受け取った場合、株価は既に払い込み金額を下回っており、その時点
で評価損が発生しています。また税法上の取得価格によるキャピタルゲインの発生が起こりやすくなります。
上手な利用法
対象株式の株価や業績等の投資判断と、ノックイン・ノックアウト条項などをよく理
解して投資方針を立てることが必要です。
税金
株式で取得した場合、取得価格は行使価格ではなく、償還日の終値とみなされます。2003年1月から申告分離課税のみとなりますので、投資額と取得価格の関係は特に注意が必要です。
近況
株式投資経験のない人達がEBを購入したためトラブルが相次ぎ、証券会社も2社処分をうけました。最近では一般投資家向けの募集は見られなくなりました。
◎利回りの高さが魅力
◎株式に対する知識が不可欠
◎株価下落のリスク大
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